君と僕らで革命を(DIALOGUE+JAMイベントレポート)

DIALOGUE+JAM昼夜のイベントレポートです。

感情の赴くままに、記事や動画を添えながら書いてみました。

 

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オープニングアクト
『すべすべまんじゅうがに

スペシャルセッション

 

 

 

 


ぼく
「鼓動のように刻まれるギター
爽やかで軽やかなキーボード
可愛いだけじゃないビート
場の雰囲気が一気にチューニングされる」


初の公式ワンマンライブのオープニングで、
声優自身がバンドとして演奏するだなんて誰が予想をしたのでしょうか。

自然に沸き起こるクラップと共に会場のボルテージは一気に最高潮へ到達します。

harevutaiの設備をフルに活かしたプロジェクションマッピング的な演出にも驚かされるばかりです。

薄い幕が垂れ下がり、演奏に視覚的なエフェクトがかかります。目で、耳で、いや全身で楽しめるイベントに来ちゃったなと心の底から震えた記憶が鮮明に残っています。

(※ここからは感情のままに書き殴るので敬語が抜けて、表現がごちゃ混ぜになったりします。ご了承頂ければ幸いです。)


1.ダイアローグ+インビテーション
アーティスト:DIALOGUE+
作詞・作曲:ZAQ
編曲:堀江 晶太


『めちゃくちゃで
はちゃめちゃすぎる世界へ
ご招待しましょう』


大好きなイントロ共に
「DIALOGUE+JAMスタートです』
の宣言で全身が鼓動する。

"宣戦布告"とでも呼ぼうじゃないか。

『さぁ始めようか』

頼もしいフレーズと共にニヒルな笑みを浮かべながら、ビタミンイエローの電撃が全身を駆け抜ける。
稗田寧々さんは歌声がすごく好み。
インビテーションの特攻隊長が稗田さんで良かった。

こんな最大火力の自己紹介を初っ端から浴びせられてワクワクしないわけがないじゃないか。

生バンドの音圧を全身で享受しながら、
全身で感情を叫ぶんだ。

『言葉にできなけりゃ笑えばいい』


こんなにも感情を垂れ流したのは久々だ。
なんて贅沢な時間だったんだろう。

こうしてめちゃくちゃではちゃめちゃすぎる世界にご招待されたんだ。

2.徒花ネクロマンシー
アーティスト:フランシュシュ
作詞:古屋真  
作曲・編曲:加藤裕介


『唸れ徒花、朽ち果てても進め』

ぼく
「インビテーションの後に
やっていい曲じゃない(褒め言葉)
ここはゾンビランドイケブクロ」


高らかでアップテンポなイントロを聴いた瞬間に死んでも夢を叶えたくなっちゃった。

「生」対するアツい歌詞に乗せて、
普段の可愛い表情とは裏腹に、

「お前らかかってこい」

と言わんばかりの剣幕で煽ってくる飯塚麻結さんが非常に印象的です。

この時点で朽ち果てても進む覚悟はできていました。

それが私たちのSAGAだから。

3.all yours
アーティスト:伊藤 美来
作詞:伊藤 美来
作曲・編曲:睦月 周平


『憧れてた街 でも知らない街
自分の“らしさ”はここで作ってゆける』

ぼく
「こんなにも等身大で、ひたむきで、そして頼もしい歌詞を僕は知らない」


歌詞については、
こちらの記事を貼っておきます。

私のすべてはファンみんなのもの!―伊藤美来4thシングル『恋はMovie』インタビュー(後編)

『だから「ありがとう」だけじゃなくて「それが正解だよ」と言いたくて』

この記事はJAMが終了してから見つけたものですが、僕が歌詞から感じていた"頼もしさ"みたいなものはここから来ていたんだなと勝手に納得してしまいました。

「感謝を越えて僕らを肯定する」
そう容易く出来る事ではありません。

歌詞のひたむきさや切なさを引き出し、
終始可愛く歌い上げた仲良しキッズを心から賞賛したいと思います。

4-A.COLORFUL BOX(昼)
アーティスト:石田燿子
作詞:分島花音  作曲:カヨコ
編曲:千葉"naotyu-"直樹

『真っ白な光をどこまでも追い続けてもっと知りたい好奇心と感動の先へ』

ぼく
「可愛さが詰まった彩り豊かなステージに魅せられっぱなし。幸せなひとときでした」


明るい未来を示唆する歌詞と、
DIALOGUE+の現状がマッチして勝手に泣きそうになりました。

『未知数な物語
そのワンシーンを大切に
目に焼き付けたいから』


こんな事を意識するべきでは無いのかもしれません。しかし、僕は幸か不幸か「別れ」と言うものを知ってしまっています。

共有できるワンシーンを大切に目に焼き付けたいなと再確認させられます。

パッと花開くような内山さんの笑顔と村上さんの可愛らしい歌声は彩り豊かなステージを演出し、

カラフルな箱をひっくり返したかのような光景は"魅せられた"という表現がぴったりでしょう。

4-B.ギュッとBABY☆愛なんだBABY(夜)
アーティスト:蛍(cv.内田彩),氷柱(cv.藤田咲),星花(cv.三森すずこ)
作詞:畑亜貴  作曲:田代智一
編曲:高田暁


まぼろしの未来 くらくらしよう
反撃の将来 NEWSの嵐
愛に変わるまで私待てるかな』


田代智一さん
OVA主題歌でキャラソン…という事で、ライブで披露される機会も無かった幻の曲が、時を越えて新世代にカバーされるとは!感動!!』
(配布リーフレット・夜より引用)


まさかの初披露を回収してたんですね。
貴重な瞬間に立ち会うことができて嬉しいです。

今まで知らなかった素敵なアニソンたちと出会うことができるプラットフォームの役割をDIALOGUE+JAMは果たしてくれました。

田淵智也さん
『そして今日の楽曲たちを是非覚えて帰ってください。カバー曲は本家やクレジットにもぜひ注目してください』
(配布リーフレットより引用)


これも大きな魅力の一つだと思います。

可愛い歌詞を書かせたら日本一と言っても過言ではないでしょう。概念とも呼ばれる畑亜貴さんが作詞を担当されていて女の子らしい歌詞にメロメロになります。

徒花の剣幕とは打って変わって可愛いもちゃんとできてしまう飯塚プロ…流石です…

5-A.星屑のカーテン(昼)
アーティスト:三森すずこ
作詞・作曲:渡辺翔
編曲:中山真斗

『心の奥の方で忘れかけてた
輝いた物なんでも集めてたっけな』

ぼく
「ため息が出るほど綺麗な世界観、宮原さんの表現力には脱帽です」


普段歌う時も歌詞と感情が共鳴してしまい、
号泣しながら歌ってしまうこともしばしばある宮原颯希さん。

こちらの記事をどうぞ。

声優アーティストユニット「DIALOGUE+」デビュー記念リレーインタビュー! 第1回はアニソン大好きな鷹村彩花と闇が見え隠れする!?宮原颯希 | 超!アニメディア

『めちゃくちゃ感情移入して号泣して歌うんですけど、自分でも笑っちゃうくらい号泣するんですよ』

今までアップテンポ系の歌声しか聞いたことがありませんでした。

今回のバラードでこの表現力が世に出たと思います。素晴らしい…ほんとに素晴らしい…

本人は面白い特技と言っていますが、
この才能は今後大きな武器になるでしょう。

綺麗な星空の情景が自然と目に浮かび、
世界観が丹念に紡がれる様は、
映画のワンシーンのように光を輝いていました。

このキラキラを、いや、このキラキラも胸に秘めて生きていこうと思います。

5-B.JUSTITIA(夜)
アーティスト:Lia
作詞:稲葉 エミ  
作曲・編曲:eba

『紺碧の大地駆け抜けて
ここにいると叫びたい』

ぼく
「ファンタジックな情景が目に浮かび、歌詞が絶妙に厨二心を刺激してくる。男の子ってこう言うのが好きなんでしょ?って感じ。はい、大好きです」 


普段はふわふわとした雰囲気をお持ちで
「可愛いしかないプロレスアザラシ〜!」
と言った感じ守屋亨香さんですが、CUE!の方で担当されている志穂ちゃんやサンプルボイスの方から器用さは感じていました。

↓サンプルボイスは悶えること間違いなしなので周りに人がいない状態で聴くことを推奨します。


守屋亨香さんサンプルボイス

伸びやかなサビの高音と一人でも堂々としたお姿が印象に残っています。

6.Glow at  the Velocity of Light
アーティスト:安月 名莉子
作詞:タナカ零  作曲:ナスカ
編曲:the Third

『逃げんな、捨てんな
あつい身体いっぱいに君を流せずっと』

ぼく
「アツいメッセージが乗った歌詞に響く低音、エモとアゲの架け橋としてテンションをナチュラルに繋いでいく一閃の光です」


今までセットリストにあまり触れてこなかったのですが、テンションの繋ぎ方が個人的にとても好み。

星屑のカーテン
→Glow at  the Velocity of Light
→星をつなげて

この三曲のシナジーは天才の所業。

歌詞から"意味"を感じとり、
この繋ぎを考案した人に盛大な拍手をお送りください。

ぼく
「飯塚先生…素敵です…好きです…
流石でございます…ありがとう…」


語彙力0のオタクが出てしまいました。
失礼しました。

曲が終わった瞬間、響く低音と鬼気迫る表情に圧倒されてしまい「おぉ…これは素晴らしいな…」と思わず声が漏れるレベル。

突き上げられるような生バンドの音圧と
飯塚先生の覇気に叩きのめされました。
そういうの大好きです。もっとください。

7.星をつなげて

(シークレット夜・Gothic×Luck)
アーティスト:Gothic×Luck
作詞・作曲・編曲:じん


『君に出会える毎日が
ずっと続くといいな』

ぼく
「キラキラの夜空がブワッと目に浮かび、
ワクワクと切なさが共存した歌詞に聞き惚れてしまいました。出会える毎日はずっと続かない。だからこの一瞬一瞬を大切にしよう」


個人的にJAMで評価が爆上げした曲です。

作詞作曲がじんさんという事で、
あの眩しい夏の日々を思い出させるメロディにどこか懐かしさを覚えます。

ステージ上の一等星たちは、
鮮やかに、染まるように、
眩しいくらいにキラめいていました。

8.Relive

(シークレット昼・土屋李央)
アーティスト:dubstar
作詞・作曲:岸田
編曲:岸田教団&THE明星ロケッツ

『この世界に感動を
この現実に"革命"を』

ぼく
「り"お"に"ゃ"ん"」


今まで真面目に書きすぎました。
ここらで均衡を取ります。

現地でのジェットコースターみたいな心情の変化と僕の一言を書き殴りたいと思います。

???(驚きすぎて記憶がない)
「ゲストの土屋李央さんでーす!!!」

ぼく
「はい!?!!?!?!?!?!!
え、なに、なんなの、聞いてないよ!?」


そりゃそうだ聞いてない、
だってシクレなんだもの。

かわを。

神曲豊洲市場みたいな楽曲のラインナップに加えて、生バンドという事で既に満足していたところにまさかのシークレットゲスト。

僕は超!CUE!&Aを愛しているオタクなので、宮原さんと土屋さんの共演にはテンションが上がらないわけがありません。

ぼく
「水曜木曜が揃ったよ!!!
揃っちゃったじゃんなんなのねぇ!
月曜呼んでこい!!!!!!!」

ぼく
「え、これひょっとして火曜…
まさかねぇ…?ははははは(笑)」


そんな考えが一瞬頭をよぎりますが、
Reliveという楽曲と純粋に歌が上手い土屋李央さんで感情が爆発します。

雪が降るくらい寒い日によく家から出た。
偉いぞ、存在が偉い。
みんな木曜のラジオ聴こうな。

はい、寒さを吹き飛ばすくらいアツい8曲目となりました。

9.お願いマッスル
アーティスト:紗倉ひびき(cv.ファイルーズあい),街雄鳴造(cv.石川界人)
作詞:サイドチェスト鳥屋
作曲:サイドチェスト鳥屋,シックスパック篠崎
編曲:シックスパック篠崎

『はいっ!サイドチェストォォォォオ!!!』

ぼく
「オタク的に信用してお願いできるのはシンデレラとマッスルしかない、繋ぎの筋トレで宮原さんを残したのが偉い」


「さっぴ!キレてる!キレてる!」
の亡霊ことぼく、救済(そうじゃない)

やってきました筋肉体操のお時間です。
まずは緒方さんのキレッキレの動きの要因を探りましょう。我々はその真相を知る為ジャングルの奥地(ブックマーク)へと足を運んだ。

そしてこちら↓
声優アーティストユニット「DIALOGUE+」デビュー記念リレーインタビュー! 第3回は聖母・緒方佑奈とかわいい担当の守屋亨香 | 超!アニメディア

『特技はダンスで、ジャズダンスを習っていました。あと「よさこい」も銃年ちょっと続けていたので、身体を動かすことが得意なんです』

選ばれたのは
よさこい

でした。

メンバーからもそう呼ばれているように、
聖母のような気品溢れる微笑みを浮かべながらキレッキレのダンスを披露される緒方祐奈さん。

やっぱり「よさこい」はすごい(?)

生バンドのビートが刻まれるたびに、
心も身体もパンプアップされるかのような気分。

村上さんのギャグも更に
キレキレになる事を願います。

10-A.ギミー!レボリューション(昼)
アーティスト:内田 真礼
作詞:こだまさおり 作曲:田淵智也
編曲:やしきん

『もはや恋さえ凌駕しちゃう
新しい"革命"の予感』

ぼく
「革命というワードの共通点に、
勝手に"意味"を感じ取ってしまいました」


※以下オタクの妄想を大量に含みます。

『新しい革命の予感』
を感じた後に
『君と僕らで革命しましょ、スタート!』
との宣言が聴ける贅沢さと言ったらありゃしない…こんなんワクワクしないわけないでしょ。

『歩いた途端すぐ道になる』
とでも言い表しましょうか。

新たな物語が紡がれ、
革命がスタートする瞬間に立ち会えて、
とても光栄です。

田淵智也さん
『"俺たちの内田真礼はこんなにかわいいんだ!"を表現したいと思って書いた曲です』
(配布リーフレット・昼より引用)


とおっしゃっています。
ひたすら可愛いを詰め込んだ楽曲なので、
DIALOGUE+の中でも常に可愛いが溢れ出てしまい、独自の雰囲気を醸し出している内山さんにピタリとハマっていました。

10-B.ファっとして桃源郷(夜)
アーティスト:新庄かなえ(cv.三森すずこ)
作詞・作曲・編曲:やしきん

『お味噌塗って豊乳摂取
イソフラボンキュッボン』

やしきんさん
『"貧乳"をありとあらゆる切り口で描いた結果本楽曲が誕生した次第です』
(配布リーフレット・夜より引用)


イソフラボンキュッボン』
声に出して読みたいフレーズすぎます。

楽曲のルーツに衝撃を受けながら、
それでは皆さんご一緒に


「夜叉の構え」

数百人のオタクが夜叉の構えをしている空間が滑稽すぎて好きです。たまに思い出して笑ってる。


11.スパッと!スパイ&スパイス

(シークレット昼・安齋由香里)

アーティスト:ツキカゲ
作詞・作曲・編曲:ヒゲドライバー


『特製スパイスを効かせたら
怖いものはないでしょ?』

ぼく
「全身全霊滾らせていくぞ…
よっしゃー!かかってこーい!」


(※例によってこちらも語彙力を吹き飛ばしてお届けします。現場の雰囲気が伝わればいいな。)

待ちわびたイントロと共に血潮が滾る。
悦びという悦びが全身を駆け巡るや否や

???
(スパスパ生バンドが嬉しすぎて記憶がない)
「ここでシークレットゲストの登場です!安齋由香里さーーーーん!!!!」


明らかに"ヤバい"セリフが耳に入った。
その時の僕の脳内を可能な限り文字に書き起こしたものがこちらです。お納めください。

ぼく
「えっ!?!!!??!?!!?!安齋由香里さんって世界一可愛い火曜パーソナリティーの"あの"安齋由香里さんですか!?!?!?!?


(視界にご本人登場
ここまでの時間わずか1秒)

うぉっしゃぁぁぁぁきたきたきたきたきたきたきたきたきたぁぁあああさ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ぃっ!!!!!!!」

安齋由香里さん
『ツキカゲ参上』

リリスパ視聴済みのぼく
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"その一言はどんなスパイスよりも"滾る"んだ!!!!好き好き好き好き好き待ってたよ…モモ…雪師匠も見てっかんな…(知らんけど)」


大好きな楽曲に大好きな人がシクレで登場して嬉しくないなんてことがあるのだろうか。

いや、ない。(反語)(すなわち強い肯定)(やっててよかった古文)(古き良きパワーワード製造文法に震えろ)

更に先程も記述しましたが、
僕は超!CUE!&Aを愛しているオタクなので、全員集合に「さんCUE!!!!!!」の感情が溢れ出ます。

そして僕は楽曲派と呼ばれる人種ではないので、直感や今までの経験でしか音楽の感想は語れませんが、この曲のカッティングとかなんかそのへんがエグいってのは理解できます。
生バンドでそれを浴びてしまった贅沢さと言ったらありゃしない…心の底から気持ちのいい瞬間でした。

そして、最後に雪師匠。
モモは立派にセンターを務めていましたよ。


12.ファーストプロット 
アーティスト:夏川椎菜
作詞:夏川椎菜  作曲:田中秀典
編曲:川口圭太


※ここについて賛否両論ありそうなので苦手な方は飛ばしてください

『ずっと怖がって隠してた
大丈夫だってひとり
瞼の裏側に居場所見つけて』

ぼく
「幻想的かつミドルテンポなメロディと夏川椎奈さんのエゴや想い詰まった詩、柔らかな世界観に溺れたい」


ファーストプロットに関する夏川椎奈さんのインタビュー記事を貼っておきます。


夏川椎菜「ログライン」インタビュー

『決して暗いものにはしたくはなくて。なぜなら、いっぱい悩んだけど、今私が後悔していることは1つもないから。それをちゃんと言いたかったんです』

ご本人の決して暗いものにはしたくないという想いを汲み取ると、確かに守屋さん、内山さんが適任だったんじゃないかと思います。

内山さんの雰囲気について前述しました。
守屋さんのパッと場が明るくなるような声は天性のもの。

ご本人が歌ってこそ真価を発揮する歌と言うのは十分承知していますが、ファーストプロットの明るい側面を存分に引き出すカバーでした。
また、今回のカバーがきっかけでファーストプロットという楽曲を知り、詩に隠された想いを多少なりとも知ることができたオタクがここにいます。

その点でも充分意味のあるカバーだったと思います。素敵な楽曲に出会わせてくれてありがとうございます。

13.むにゃむにゃゲッチュー恋吹雪!
アーティスト:にゅーろん★くりぃむそふと
作詞・作曲:田淵智也
編曲:やしきん

『行け!ココロファクト!
ほら、私どうしたい?勇気を出せ!』

ぼく
「"恋はノブナガ?声に出さなきゃ成敗成敗だね"ってどんな人生を歩んできたらこんな詩が書けるのか知りたい。全部が好き」


オープニングの楽曲名が列挙される映像で、
この曲名が出るだけでオタクたちが湧くとかいう最強楽曲。

曲名が出ただけで盛り上がるってなんなんですかね…それくらいパワフルな一曲。

序盤からノンストップで繰り出されるアンセムと生バンドの臨場感に、ボコボコにされまくったタイミングでのむにゃむにゃゲッチューには会場が楽しさという概念と化します。

DIALOGUE+、バンドメンバー、オタク全てが一体となり感情の恋吹雪が吹き荒れた。harevutaiに帰りたい…

14.GO!GO!MANIAC
アーティスト:放課後ティータイム
作詞:大森祥子
作曲・編曲:Tom-H@ck

『ねぇ、好きな事に夢中んなってる瞬間ってさ生きてるって感じだし…幸せだし…だからいいや、つーかダメんなるわけなーい!』

ぼく
「"好きな事に夢中になっている瞬間"にこの歌詞はダメ。楽しくないわけがない。2020年で最高に生きてた」


演者もオタクも色々と限界に近い時間帯。

それらを振り絞ってギリギリのラインで叫び合い、感情をぶつけ合う事でライブがもう一段階上のステージに昇華しました。

全員が全員「好きな事に夢中」という一点で名曲と共に想いが重なり会場全体を巻き込みます。

15.好きだよ、好き。
アーティスト:DIALOGUE+
作詞・作曲:田淵智也

『東京は優しいか厳しいか』

ぼく
「早くフルが聴きたいし歌詞をゆっくり読みたい、歌詞カード最早ラブレターだろ」


DIALOGUE+の中では東京から一番遠い新潟県出身の宮原さんに
「東京は優しいか厳しいか」
パートをあてたのは恐らく意図的でしょう。
当日の僕はこう振り返っています。


わかる。
サビにDREAMY-LOGUEと言う単語が入っていたり記憶が正しければ他にもメンバーに寄り添った歌詞が多く存在し、メンバーの目にも光るものが。

アルバムの発売が待ち遠しいですね。

そして、迎えたラスト一曲。

16.はじめてのかくめい!
アーティスト:DIALOGUE+
作詞・作曲:田淵智也
編曲:田中秀和(MONAKA)


あらゆる理不尽を吹き飛ばし、
全てを肯定してくれる頼もしいフレーズが世界に響き渡る。

『そんじゃ手始めに革命しましょ、ご準備』

ぼく
「夜の部のラスト、最後に何もかも振り絞ってぶつけてきた"トドメの一撃"は感情がまっすぐ伝わってきて確実に僕の中で革命が起きた瞬間です」



フルスロットルで駆け抜けてきたJAMの最後の最後、切り札として放たれたトドメの一撃。

ここまでの名曲たちのカバーはそれはもうめちゃくちゃに素晴らしかった。

しかし、その名曲たちに負けじと自分たちの持ち曲でDIALOGUE+JAMの最高打点を叩き出してきた。

アイデンティティとも呼べる始まりの曲を振りかざし「これが"私達"なんだ」ときちんと自己主張をしてくるパフォーマンスは心を掴んで離さなかった。

拳を固く握り締めて
『ほらやるぞ!やるぞ!やるぞ!』
と叫ぶ姿には確かなパワーと確固たる決意を感じ、それに共鳴するかのように会場の興奮は頂点に達する。

なんて頼もしい姿だったんだろう。
熱を帯びた身体をめいっぱい動かしながら「やるぞ!やるぞ!やるぞ!」と叫び返す様は魂レベルの会話と呼びたい。

僕らは目の当たりにしたんだ。
革命が起こる瞬間を。

『君と僕らで革命しましょ、スタート』

軽く絶好調を叩き出す彼女らに、
僕はすっかり夢中らしい。

 

 

おまけ

ライブのお約束映像
『村上まなつポリス』


知り合いのオタク
「オープニングの映像いくらで買える?積極的に3万は出すけど?」


普段はネタ係のポジションを欲しいがままにしている村上まなつさん。

可愛さに全振りするともはや暴力ですね…
可愛すぎませんか…

JAM当日はセンター試験でしたが、受験生の代わりに会場は(恋に)落ちていました。

ライブの諸注意は単調なアナウンスが主流ですが、演者さんを巻き込みコメディ要素を取り込む事で一つのコンテンツにしてしまう取り組み。大好きな既視感です。

注意を促す意味でも非常に効果的だと思われます。お願いだから継続してください。それでは。
 

 

オタクがヒッチハイクしたらプレイボーイとその彼女の痴話喧嘩に巻き込まれ引っ越しの手伝いをした話

『チグハグ Magicaよ ヒッコシタイム!』



【前回までのあらすじ】
私、夢川ぱん!小学15年生!



ゆめ順調に進んで岡崎SAに到着したの!


ここからも順調に進むかなと思ってたんだけどゆめハプニング発生でどうなっちゃうの…?




【岡崎SA〜御在所SA】
~10:30 岡崎SA到着~
朝4:00起きでずっと行動していたためお腹が空いたので早めの昼食をとることに。




岡崎SAはとても広く、綺麗で家族連れも沢山いたのでヒッチの心配はないなと安心しながら限定の味噌カツサンドを食べて申し分程度の名古屋成分を満喫する。



サービスエリアってなんかワクワクしますよね。そこもヒッチの醍醐味というか楽しみの一つです。



~11:15 岡崎でヒッチスタート~

いい感じのポイントを見つけてスタート。
三連休ということもあり家族連れ、そして車の量が多いので安堵しながらスケブ片手に待っていると…



~11:45 御在所行き~

伊勢に旅行に行くとても優しいご夫婦に乗せて頂きました。




立っていたポイントがトイレの近くで目に入り、お二人がたまたま友人と御在所で待ち合わせがあったことが功を奏して乗せてくれたそうです。
本当にあたたかなハートを持ったお二人で会話がとてもとても楽しい。



こんな見ず知らずの他人にここまで優しく接して頂いて、自分もこの優しさを連鎖させたいなぁと思います。
将来やりたいと考えている「ヒッチハイカーを乗せる旅」への決心がより強いものとなりました。


最後にはお茶を頂いて至れり尽くせり…



外は肌寒くなってきましたが
心はポカポカのヒッチハイクになりました。



本当にありがとうございます。



【御在所SA】
さて、皆さんお待ちかね。
いよいよタイトル回収のヒッチがスタートします。



~12:50 御在所SA~
御在所は以前の徳島ヒッチで来たことがあったので軽くお茶を飲んでさっさとヒッチをスタートする気満々。


以前は奈良ルートで行ったので今回は京都を経由する新名阪で行こうかなと思い大津とスケブに書く。





~13:10:20 御在所でヒッチスタート~
~13:10:25 大阪行き~



「ん?????????????????」

 

 

僕もこんなつもりじゃなかったんです。

このブログの時間表記で秒を登場させるとは思わんかった…
スケブを持ってトコトコヒッチハイクスポットに歩いて行ったら横から一台のハイエースが接近。



実録・5秒ヒッチハイク

???
「おう!にいちゃん!どこ行くの?」


ぼく
「え、あ、大阪まで行きたくて〜!」

???
「俺大阪行くんだわ
1人じゃ寂しいし乗ってけ!!!」


ぼく
「!?!!?!?!?!!?!?!!?!
ありがとうございます!!!!!!!!!」


チクタクスーパーアイドルターーーーーーーーーイム!!!!!!!!!
 

 

京都経由はおろかまさかのダイレクト大阪行きが決まって感謝感激雨嵐。
こんなことってあるんだね。
恐ろしや5秒ヒッチ…


今までは最速でも20分だったんです。
でも今回はスケブすら開いてないの。
目があったら話しかけてきてくれたの。



ポケモントレーナーってこんな気持ちなのね。



【御在所SA〜大阪・堺】
~13:11 大阪行き~



「オッス!俺カネちゃんって言うんだ!」

 

爆   速   自   己   紹   介



え?何?悟空?
オッスって悟空だよね?
これハイエースと言う名の筋斗雲だったりする???



普段は僕から自己紹介するんです。
まさかのあちらからして頂けてありがたい限りなのですがクセが強すぎてビビる(笑)



そんな感じでお話を聞いていると今まで女の子が絶えたことないレベルのプレイボーイらしく66歳になった今でも彼女さんがいらっしゃるそうです。



やっとここから引っ越しの話になるんだけどそもそも大阪に向かっていた理由が

「山梨から元カノの引っ越しのために家具を運んできた」

らしいの。



「昔愛した女の頼みは断れないよなぁ!」
とかドラマでしか聞いたことないセリフを連発して「かっけぇなおいwww」とか考えながら彼女の作り方指南などを受けているとあっという間に天理まで。


そこでこう言われました。



カネちゃん
「にいちゃん、一つ頼まれてくれないか?」


ぼく
「もちろん!僕にできることなら!」

カネちゃん
「ちょっと今から元カノの家行くからこの荷物下ろすの手伝ってくれない?」


ぼく
「え、あ、全然いいですよ!」




ん?????????????????
今から元カノの家に行く????????



この瞬間に決まってしまったわけです。
乗せてもらった初対面の方の元カノの引っ越しのお手伝いが。



その代わりに大阪・堺ではなく目的地である心斎橋の方までダイレクトで送ってくれるとのこと。




~15:00 大阪・堺到着~
そんなこんなで指定された住所に辿り着いたんだけどまさかの元カノ不在。


「俺なにやってんだろな…」



と思いつつも元カノを待つんだけどなかなか現れない。
おかしいと思ってカネちゃんが電話してみると


元カノ
「私そこにいるんだけど!!!」

カネちゃん
「いねーじゃねぇかこのやろう!!!」


元カノ
「あ、番地間違えた!!!」


いや、間違えたんかい。
結構待ったぞこのやろう。



カネちゃん
「間違えてるじゃねぇか!!!
近くになんか目印ない?」


元カノ
「えぇ?」

カネちゃん
「目印を言え」


元カノ
「えぇ???」

カネちゃん
「め!じ!る!し!を!い!え!」



痴  話  喧  嘩  勃  発
そんなやりとりを横で眺めながら場所がわかったようなので(すぐ近くでした)向かって引っ越しスタート。




典型的な大阪のおばちゃんでゴリゴリ荷物を運ばされ汗だくに。



なんで3階なんだよ…
階段何周するんだよ…
てかお前誰だよ…



ヒッチハイクで出会った人の元カノの家に行き、引っ越しの手伝いをする」

とか言う人生で二度とないくらいクセが強い体験を楽しむ。噛みしめる。



そんなこんなで引っ越しを済ませました。


とても貴重で、奇妙な体験が出来たと思います。
楽しいなんてもんじゃない。
ひょっとしたらこういうのを求めていたんじゃないと錯覚するくらいの満足感に襲われつつも心斎橋に到着。


ありがとう、プレイボーイカネちゃん。


人生の先輩から色々なことを学んだヒッチハイクとなりました。



~16:30 心斎橋駅 到着~
これにてプリパラヒッチハイク終了!

やっぱ到着はちょっと感動する(笑)



【エンディング】


いかがだったでしょうか。
奇跡?ハプニング?の連続で多少なりとも人として厚みが出た気がします(笑)


何度も繰り返しになりますが
普通に生きていたら会えなかったはずの方々と出会い、ふれあい、人の温かみに触れる。



多少の恥じらいはありますがヒッチハイク「心の筋トレ」
乗り越えた先にはちょっと強くなった自分が待っています。



そんなヒッチハイク旅が大好きだなぁと改めて実感させられる経験となりました。


お会いしたり、乗せてくれた方はもちろん!
応援してくれた全ての方々に感謝。



機会があればまたやりたいなと思います。


皆さんも「心の筋トレ」してみませんか?

 

それでは。



【その他ヒッチハイクブログも合わせてどうぞ】

『オタクが推したちに会うためにヒッチハイクで神奈川〜徳島まで行った話』


1

https://ameblo.jp/kingpan-akw925/entry-12439493149.html


2

https://ameblo.jp/kingpan-akw925/entry-12439855670.html



3

https://ameblo.jp/kingpan-akw925/entry-12440086953.html


4

https://ameblo.jp/kingpan-akw925/entry-12440392534.html


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オタクがヒッチハイクしたらプレイボーイとその彼女の痴話喧嘩に巻き込まれ引っ越しの手伝いをした話

『ヨソーガイ×フレンド』


 皆さんこんにちは。
ゆるふわJKです。



嘘です。
出落ち失礼しました。



でもタイトルは本当です。


タイトルをご覧になって
「?????????????」
となった方も多いと思います。



安心してください。


僕自身が今冷静になって考えてもひたすらに意味がわからないです。


はじめに


「なんでヒッチハイクするの?」
ひとまずそこの前提をお話しします。



僕は今年の2月、金欠のあまりWake Up,Girls!のライブのため徳島までヒッチハイクをしました。



ここで僕は気づいてしまったのです。
『オタク×ヒッチハイク×大学生』
のあまりの噛み合いの良さに。



時間はあるけどお金はない。
体力はあるけどお金はない。



オタク趣味というのは非常にお金がかかるものでチケット代、交通費、ライブに伴う食費等列挙していくとキリがありません。




僕は仮面ライダーなので先日5万のベルトを購入してしまい交通費がベルトに変身してどこかに行ってしまいました。


(※写真のものです)


きっと今も人知れず悪と戦っているのでしょう(?)


話が逸れました。
そうなると削るならどこか?



「交通費でしょ(cv.林修)」



交通費なんてものはいくら出しても推しには一銭も入りません。
こんなアホな考えと普通に生きていたらお会いできない方々に触れて色々なトークが出来るという自身の好奇心がベストマッチしてしまい、すっかりヒッチハイクの魅力に取り憑かれてしまいました。



「そうだ、ヒッチハイクしよう」


そんなこんなで今回もプリパラのために大阪までヒッチハイクをしようと考えたのです。

海老名SA〜岡崎SA
~7:00 海老名SA~



とりあえず高速に入る前の車を狙うのはひたすらに難易度が高いので徒歩で入れて近場で一番栄えている海老名を選択。



 前回も利用した場所なのですぐさまポイントに着きヒッチをスタート。



 おかしな話だけど我ながら慣れたものです。
スケッチブックを片手に立ち尽くして通過する車たち全員に見られるだなんて行為は普通に考えて恥ずかしいはずなのに

「やべぇ、この感じすら気持ちいい」

とか言い出す始末です。



そんな感じでワクワクしながら車たちに会釈をしつつ待っていると…



~7:50 海老名SA出発~
岡崎へ向かう同級生の大学生五人組に拾ってもらいました。


しかもここでミラクルが起こり、まさかの同じ大学の子が乗っていてびっくり仰天。

 


大抵西に向かう旅では静岡が長くて難所なんだけど初手でスキップできたのは本当にラッキー。


同級生ということもあり、話も大いに盛り上がりあっという間に岡崎到着!

「また大学で会おうね〜!」

ヒッチハイクにあるまじき奇跡みたいな去り際のトークを楽しみ、お別れしました。



東海オンエアの聖地と言うこともあってテンションアゲアゲでSAを満喫して…




書き連ねていたらだいぶ長くなってしまったので前編後編に分けようと思います。
次回いよいよ本題です。



もう少々お待ちください。
"甘くなるのはこれから"です。




次回予告
そんなこんなで海老名SAをスタート地点に据えたかわぱん!



順風満帆なまま終了するかと思われた旅路のラストで痴話喧嘩に巻き込まれてゆめどうなっちゃうの???



意味不明なタイトルを一気に回収します。
宣言します。神回です。



次回

ヒッチハイクタイムかわぱん


 「チグハグ・Magicaよ・ヒッコシタイム!」

次回もお楽しみに♪
ヒッチハイクタイム・カウントダウン!




その他ヒッチハイクブログも合わせてどうぞ

『オタクが推したちに会うためにヒッチハイクで神奈川〜徳島まで行った話』


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『今日、僕は熱を出した』

小学生が唯一と言っても過言ではない学校を休む手段として「熱」が挙げられる。

 



小学生にとって"学校をお休みする"というのは一大イベントなのだ。

病み上がりで気だるい身体を引きずりながら登校すると純粋な小学生たちは「大丈夫?」と口々に心配してくれた。

 



学校を休んだ後の登校はなんだか緊張する。
あの感じは嫌いじゃない。

 



大学生となった今はそもそも出席というものが存在しない講義だってあるし何より出席点を考慮すると4回までは休んでいい、みたいな風潮があるくらいだ。

 



いつの間にか捨ててきてしまった感情をふと思い出したのだ。

 



そう、夏休み真っ只中の僕は本日久々に「熱」を出した。

 

 

 

夏休みということもあり自堕落ながら夜更かしをしていたら急に悪寒がし、流石に異変を感じ寝て起きてみたらどうにもこうにも身体が重く熱い。頭痛もする。

 



ズキズキと痛むこめかみをおさえながらおもむろに体温計に手を伸ばす。

 



昔から愛用しているお世辞にも新しいとは言えない体温計なので測るのには時間がかかる。


僕は体温計を脇に挟んで待機させられるこのどうでもいい時間が割と嫌いではない。
さながら37.5度という審判が下されるかのジャッジメントタイムである。

 

 

 

そんな小学生時代に想いを馳せていると「ピピピッ」との音が。
どうやら判決が確定したようである。

 



判決と言っても夏休みなわけで。
でも謎にワクワクしてそして恐る恐る体温計を取り出すと38.5度。




通りでしんどいわけだ。




偶然今日は母親が仕事を休みで家にいたので「熱あるわ」と報告をする。
昔ならひたすらにしんどくて寝込んでしまい動けないところを自分の足で確実に歩を進めながら薬を飲む体力がついたことに軽く感動を覚える。

 


ぼうっとしたあたま。
虚ろな目。
煮えたぎるような熱い身体。
カーテンから日が差し込む部屋。
母親の家事の音。
いつもより遠くちょっと羨ましい学校のチャイム。
味がちょっと変に感じるポカリスエット
貼る時に不快感を感じる熱さまシート。
ゴツゴツひんやりとした氷枕。



夕方に家のチャイムが鳴り連絡帳やら今日のプリントが届けられそうな気がする。



かつては抜け出せるか否か不安な光の見えないトンネルのような存在だった「熱」が今となってはこんなにもノスタルジックな気分にさせてくれるなんて思ってもみなかった。

忘れてしまった感情が溢れ出してきた。



小学校を休んだあの日にタイムスリップでもしたかのような気分だ。

 


熱でぼうっとしたあたまそしてこの虚ろな瞳には世界がとてもキラキラと輝いて見える。

 

 


たまには熱も悪くない。
こんなことを書いていたらまた熱が上がってきたようだ。
でもこの感情を少しでも長く楽しめるのならばそれもまた一興だ。



今日は存分に熱を楽しもう。


『忘れないで、上手に忘れた』

ノローグ

「人生第2章も一緒に生きよう」
もちろんそうしたいけど第2章にリアルWUGちゃんたちは今の所いないのである。

 


"心に刻んで一生忘れないようにしよう"
ライブでこのMCを聞いた時、そう思うのは簡単だが実際にそうできるかの不安も正直あった。

 


オタクなんて薄情なもんだ。
どうせすぐ次のコンテンツを見つける。

 


自分だってプリパラにすっかりハマりこみTLに感想と狂気を垂れ流す毎日だ。

 

 

「本当に刻まれていて
本当に生きているのかなぁ」

 

 

そんな確証をどこかで求めていたんだ。

 

 


旅路にて


アニメロサマーライブを直前に控えた8月下旬。



うざったいくらいの日差しに辟易しながらも秋の気配を感じ少々の寂しさも入り混じるそんな季節。



先日、友人とロードバイクで箱根を越え富士山麓まで旅に出た。



少しでも楽に移動するため車通りも少なく、気温も比較的涼しい夜の間に距離を稼ごうという事で23時に出発した。



深夜3時頃。
箱根を目前にした大磯付近。
ここに来るまでに既に50km近く漕いでいるし、なんなら徹夜での巡行だ。



割と体力には自信がある方だが慣れないロードの姿勢で肩や腰が悲鳴を上げている。
その影響もあってかジワジワと体力を削られていく。
ポケモンでいう所の「どく」状態みたいなイメージだ。



そんな限界状態の中ふと思う。



「ああ、WUGの曲を聴きたい」



聖地仙台での魂のぶつけ合い。
SSAでの有終の美。
至れり尽くせり、文句のつけようがない終末いや週末を見せつけられたため栞を挟みWUGという本のページをきっぱりと閉じた。


いつまでも思慕したくなる気持ちはよくわかるが割ときっぱりとした性格なので、自分の薄情さに後ろ髪を引かれつつもページを閉じて心の本棚にしまったのだ。



それが美徳だとすら思っていた。
あんなにも綺麗に終わった、その美しさは蒸し返すことなくそのまま心に刻んでおきたかった。



『忘れないで、でも上手に忘れて』



これが"上手な忘れ方"だと思っていた。



体力、精神的にも疲労していたのでついついそんな硬い考えが緩んだのだろう。



夜の街に煌々と輝くコンビニの灯りを背にスマホをタップする。
お気に入りのイヤホンを耳に突っ込み、大好きなWake Up,Girlsのプレイリストを再生した。



再びリズムが飛び跳ねた。

 

走馬灯のようにめちゃくちゃに楽しかったライブたちが脳内で蘇ったのだ。
Blu-rayディスクを直接脳内にブッ込んだかのように鮮明に流れる。



「俺の頭はいつの間に4Kに対応したんだ?」


そんなアホな感想が出るくらい鮮明に、刻銘に想い出たちが一気に溢れ出る。

 

名曲の数々

個性あふれる歌声

美しいフォーメーション

あたたかな掛け合い

等身大のMC


「ああ、きちん僕の中でWake Up,Girls!は生きてるんだなぁ。」

 

と、ふとした瞬間に再確認した。
そんな話。


これからも上手に忘れながら、
ふとした瞬間に心の本棚に手を当ててページを開いてみようと思う。



そこには終わらないDreamerたちが待っているはずだから。


Wake Up,進化論 『#7Sensesを諦めない』

僕がWUGちゃんに惹かれた理由として
「未完成感」
これが大きかったりする。



ライブをすれば毎回最高を叩き出すような人達なのにどこか親しみやすく、人間味に溢れた部分がとても魅力的だと思う。
あの緩急と素朴さが心地よい。


完成は崩壊の始まり、未完成は永久不滅の象徴と言うのはかの有名な日光東照宮の陽明門でも用いられる考え方だが、これはコンテンツにも言えることだと思うし完成されすぎるとそれ以上が見込めず必ず"飽き"が生じる。


「WUGは常に進化をやめない、だから面白い!」
と言わせる要因はこれではないか。
つまるところ伸び代だらけなのだ。



そんな7人が解散後主体となるであろう本格的なソロ活動で7つのセンス、7人の個性を磨いた後にまた集まったらどんな景色が見れるのだろう。どんなライブになるのだろう。考えただけでもワクワクする。


アニメ新章で2次元のWUGちゃんがソロ活動を通じて大きく成長したように、解散後から3次元WUGちゃんの新章が始まるのではないか。解散は終わりじゃない。



いつか、どこかで、またあの7人に会える日を願っている。
想像できる後悔よりも創造できる明日へ歩き出したい。

 

そうと決まれば答えは一つ。



僕は約束の地で再び待つのを
7Sensesを諦めない。

オタクが推したちに会うためヒッチハイクで神奈川県~兵庫まで行った話 番外編

『番外編 HITCHHIKE PRINCESS』





あのブログ完結から4日が経つのですがありがたいことにまだまだ読んでくれる方が多数いたみたいでして(アクセス数的に)


感謝の気持ち、そして自分のエゴを込めて番外編という形で帰りのヒッチハイクもブログにまとめようと思います。


ちなみに翌日秋葉原ゾンビランドサガのイベントがあったのでかなりギリギリ旅になります。



【day3 2/9】
〜20:15 鳴門駅

「WUG徳島公演最高だったな」
しか言ってなかったと思う。


めちゃくちゃに苦労して徳島まで辿りついて、体力も気力も限界で、でもそのおかげか感受性みたいなものが今までにないレベルで研ぎ澄まされていて心に深く深く刻まれた公演になりました。



兵庫〜徳島へ行く時にはワグナーお知り合いに乗せてもらったんだけど研ぎ澄まされた(磨り減ったのが適切?)精神のせいもあってか車内でふと流れた『さようならのパレード』で泣いてしまうという敏感っぷり(笑)



〜20:30 鳴門駅、岡山行き〜
四国脱出はあまりにも過酷だと判断したので岡山の知り合いに事前に頼んで迎えに来てもらうことに。



擬似アニクラと化した車内でギリギリの体力を振り絞り騒いでいたのであっという間に吉備サービエリアに到着しました。



今回の旅は色んな人に救われてばかりで…
いやほんと感謝しかない…
最後に4人でパシャリ!
ありがとなー!





〜23:20 吉備SA〜



まぁ寒いよね、ほんとに。
夜間ヒッチを試み…ようとしたんだけど体力的にも気候的にも限界すぎたのでとりあえず着替えて、荷物整理して態勢を整える。



割と広くて綺麗なとこだしフードコートも24時間オープンだったので某刈谷よりは100倍マシです、ここで夜を過ごすことにしました。



また夜明けを待つんだよ
マダカナサンライズ再来。



夜中のサービスエリアにずっと居座るなんてはじめての経験だったからどんなもんかと思ってたけど中々に面白い。



流しっぱなしのテレビ。
夜通し営業してるフードコート。
変な目で僕を見る店員。
どこか哀愁漂うトラックの運転手さんがすするうどんの音。
時間だけがゆっくりと過ぎていくピンと張りつめた空間に座り寝るか寝ないかの瀬戸際で戦う僕。



そんなカオスな空間に7時間ほど触れて夜明けを待つ。





【day4 2/10】
〜6:30 吉備SAでヒッチスタート〜

やっとこさ人も増えて夜が明けたところで最後の気力を振り絞りヒッチハイクスタート。





本当は名古屋まで行きたかったけど多分大阪になるんだろうなとこの時から感じていた。(体力的に)



キンと冷えた朝、イベント間に合うかの瀬戸際でも不思議と緊張はしてない。
多分疲れ、そしてライブでわぐちゃんにもらった活力があったからこそだと思う。
多分この時の自分は結構輝いてた(笑)
やっぱみんな輝けるんすよ。



なんか知らんけど活力に溢れて自信があった。
徳島行ってよかったなぁなんて考えながら待つこと30分。




〜7:00 神戸行き〜
スケブを持つ自分の前で車の動きがゆっくりになったの感じる。


でも通り過ぎた、、、と思ったら何やら遠方に車を止めてもう一周してくる。


「大阪方面!行きましょ!!!」
疲れ切った僕の体を突き刺すかのような元気な声が聞こえる。


ラストヒッチは旅行に行くとても優しいご家族に乗せてもらいました。
お話を伺うと以前ヒッチハイカーを乗せようと思い今回のようにもう一周したところ別の車に拾われてしまいちょっと悔しかったみたいです(笑)


なんでもう一周したのかと言うとなんと自分のために座席を開けてくれたみたい。
ありがたさしかない…世の中こんなにも優しい人がいるんだなぁとここへ来て再確認。



お父さんと会話を楽しんでいたらあっという間に一宮到着。



〜9:30 一宮着、電車で新大阪へ〜
そんなこんなで帰りのヒッチが終了。
この時点で高速を降りてしまったし時間的にもギリだったので電車で新大阪へ。



ヒッチハイク旅でやばくなったら新幹線使おうと思っただけど新幹線が通ってる駅に辿りついた達成感と安心感半端ないのよ(笑)



〜10:20頃 新大阪ー東京〜
久々に新幹線乗ったけど安心感からか乗った瞬間バタンキュー。
爆睡してたらすぐ東京着いてた。




〜12:54 東京駅〜



「ただいまー!!!!!!!」

って感じだ。
割とマジで無事帰れるのか怪しい旅をしていたのでほんとよかった、、、



その後秋葉原近くのオタクの家に寄ってシャワーを借りました。



まさか東京帰ってきて一番最初に行くのが彼の家とは思わなかったけどなんかもう実家に帰ったような感じ(笑)


こんな復路を辿りゾンビランドサガのイベントにも間に合って無事帰宅したとさ。




【謝辞】
想像以上に色々な人に読んでもらって感想を頂いて感謝の気持ちでいっぱいです。
ヒッチハイク的なシメは前回でやったのでこちらで多くは語りません。
またヒッチハイクやる機会があったらtwitterで実況とかするのでその時は宜しくお願いします。



それではまた会う日まで!
ヒッチハイク、スタンバイ!