その春が色鮮やかな約束を叫ぶ時【CUE!1st Anniversary party See you everydayイベントレポート】

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「あの日、信じる力をくれたのは
あなたの声でした」

 

永遠の友達にこう語りかける。
世界線を超えた意思の疎通は、
沢山の人々の心を揺さぶり、
今、未来へと一歩踏み出すのだ。

 

「だからまた明日、私と、
未来の話をしてくれますか?」

 

見つけた未来を信じて、
「美しい明日」と言う陽春のような解答が、
憧れた空いっぱいに響き渡るのであった。

(※深く印象に残った楽曲のみをピックアップしています)

 

 

 

『beautiful tomorrow』


「また明日、あなたと未来の話をしよう」

 

何度だって繰り返してきた時間は、想像以上に長く「いつか辿り着くまで」と自らを鼓舞し歩んできた"今"が遂に未来を迎えます。

 

止まっていた時が動き出し、まだ知らなかった春が訪れたのです。桜舞い散る中「立ち向かうんだ」との頼もしい宣言と共に、希望に満ち溢れた16人の姿はまさに"世界を変えてゆく"かのような輝きがありました。

 

強く握りしめたその手には、確かに夢の続きやこれまでの想いが握りしめられ「届け君へ」と僕らの心に訴えかけてきます。

 

沢山の便りを受け取った2020年11月1日だったので、一つ一つを丁寧に開き、思考し、自分の言葉で表現をする。これが僕なりの恩返しでありマネジメントです。

 

記憶が新しいうちに、この感情や感動を文章として残せればいいなと思います。

 

『Colorful』


「あなたとの約束が、
いつも色鮮やかに輝いている」

 

麗かな春の陽気に身を任せ、
夢や想いを語り合っていたら、
あっという間に季節は移り変わり、
色彩豊かな夏がやってきました。

 

「きっと世界は悲しいことばかりじゃない」


この歌詞と共に再び16人に会えた喜びを噛み締めます。誰もが絶望に打ちひしがれた2020年ですが、やっとこさ希望の鐘が鳴り響いた、そんな気がしてならないのです。

 

超!CUE!&A特番にて発表されたアニメロサマーライブの出演、タイムラインのマネージャーたちはもちろんのこと、演者さんの方からも次々と歓喜の声が発信されます。

 

「夏こそは…!!!」と意気込むや否や次々とリアルライブは絶たれ、遂にアニサマも実現不可能なものとなってしまいます。

 

何度もイベントが延期や中止になりその度に「いつかまた、お会いしましょう」と前向きな気分で約束をしてきましたね。

 

そんな、あなたとの約束が、
いつも色鮮やかに輝いていました。

 

そのお陰でここまで来れたと言っても過言ではないでしょう。16人の一糸乱れぬパフォーマンスからは、これまでの想いが感じられ、一人一人違うcolorfulな彼女らの魅力は相当のものです。「そこに居る」「そこに在る」を重視した、丹念で丁寧なキャラとの向き合いがあったからこその雰囲気やオーラなのでしょう。

 

16人16色の個性が色鮮やかに輝き、AiRBLUEと言うユニットの"らしさ"が存分に発揮されるひとときだったと思います。

 

『Scene1.Flower・Birdライブ前日』

Scene1ではライブ前日の様子が描かれていました。AiRBLUEの強みは16人である事だけではありません。「4つのユニットにもなれる」と言う事です。

 

衣装チェンジや曲と曲の合間に映像を流したり、楽器を演奏したりして繋ぐ演出は何度も観てきました。個人的にそこに求めるものはテンションを繋ぎ、世界観を崩さない事なんですが…

 

4ユニットである事を活かし、FlowerとBirdの朗読パートを挟み、バックにはゲーム画面を映す。しかもそこではライブの前日を描き、なんなら次の曲の導入にもする。

 

こんな完璧な幕間があるのでしょうか…?
1・2曲目で創ったCUE!の世界観を保ちつつユニットにバトンを渡す完璧な幕間でしたね。

 

『Good meal,Good life』


「心が走り出した時から、
物語はもう始まっている」

 

カレーのお話から、
「お…これはくるか…?」
と思っていたら案の定でした。

 

上記のCDの帯コメントを覚えていたので「物語の始まりを示唆してのこの曲だったら激アツだな」と勝手にワクワクしていたのですが、ふわっと可愛い妖精のようなお衣装とレトロなイントロによって、ポカポカとした感情に一気に支配されます。

 

日常では淡々としていてリアリストな側面が感じられるまほろちゃんですが、表舞台ではプロそのもの、豊富な経験から落ち着きを払いつつ、にこやかに微笑むまほろが非常に良かったですね。

 

機械仕掛けとかカラクリなどに見られるレトロで味がある感じが大好きな一曲で、お人形を模した振り付けもカチッと歯車が噛み合うかのようにピッタリとハマっていました。

 

そんな"お人形らしさ"の演じ方に「表情を殺すタイプ」の莉子と絢、「表情を微笑みで保つタイプ」の美晴さんとまほろと言う対比が見られて「奥が深いなぁ」と唸りっぱなしの暖かな食卓でした。

 

『Scene2.Wind舞台袖』

WindのやりとりはCUE!ゲーム内から大好きなんですよね。天真爛漫な莉子、そこにツッコミを入れ、的確なアドバイスを挟むまほろ、優しげな微笑みでその様子を見守る美晴さんと、年上のやりとりの中から新たな世界を見出し純粋無垢な感想を呟く絢。

 

彼女らのやりとりは思いやりに溢れており、何気ない日常の1ページから大切なものを気づかせてくれる、そんな暖かみを持ち合わせています。絢を取り巻く三人のお姉さんの様子はすごく愛おしいものなんです。

 

「目の前にある道は…
夢を口にした時から
ずっと繋がっている道」

「昨日も今日も明日も、
そのずーっと先まで…ね?」

 

余裕あふれるお姉さんたちは、
その余裕を体現するかの如く、
軽やかにステップを踏むのでしょう。

 

『Steppin'Girl』


「昨日も今日も明後日も…」


と言う美晴さんのセリフを聴いた時に歌詞を思い出して胸の底から湧き上がるものを感じます。

 

オトナカワイイメロディは会場にクラップの嵐を巻き起こしてくれました。爽やかな朝の目覚めから「夢を叶えに行こうよ」とひたすらポジティブな様子はWindらしさに溢れていますね。

 

横文字の多さやキャッチーな英語表現からもそよ風感と言いますでしょうか、繰り返しにはなりますが、Windの大人っぽさから醸し出される「余裕な雰囲気」が滲み出ていてCUE!の中でもトップクラスに好きな楽曲です。

 

Windの皆が、業界に「大きな風」を巻き起こすような声優さんとなる事を願うばかりですね。

 

『Scene3.Moonライブ前日の部屋にて』

かつては単独行動が目立っていたMoonですが、底無しに明るい凛音さんの登場により状況が一変します。この四人の不器用な友情と言いますか「個性的だからこそ噛み合っている感じ」はとてもクセになり、りえめいには常時萌えています(ん?)

 

「凛音さんが私たちの時間を変えた」


こう言う事をズバッと言えちゃう鳴がズルいなぁなんて考えていたら…

 

「んー、吾輩たちの未来は…
そう…吾輩たちの自らの手で…
"光に染める"のだ」

 

更にズルくてシビれる一言が、
僕の胸を撃ち抜きました。

 

『光ニ染マル未来/MiRAGE!MiRAGE!!』


個人的歌唱力最強ユニットのMoonが今回も魅せてくれましたね。夜空に輝く月の如く様々な表情を見せてくれるMoonのステージは「#Moon最強」と呼びたくなってしまう程に会場を支配していました。

 

超!CUE!&A木曜日にて「サビ前のターンが上手くできない葛藤やそれに伴うエピソード」を聞いていたので「大丈夫、上手くできてるよ」と目頭が熱くなります。

 

表情を崩さず淡々としつつも内に秘めた情熱を感じられる鳴の姿からは「ギリギリで乗り越えたからこそ知っている強さと優しさ」が滲み出ており、グッときちゃいましたね。

 

そんな鳴の横で「君は私」と恍惚な笑みを浮かべる利恵は流石の一言に尽きます。観ているこちらもゾクゾクしちゃうあの感じが最高。Moonの持つスタイリッシュさを常に発揮し、指の先まで悪魔になりきっている彼女のプロ意識は独自の世界観を構築し、確かな威力を感じました。

 

聡里さんの普段の厳しめな表情とは裏腹にステージ上で見せる柔らかい笑顔もいいですね。伸びがあってズンと響かせてくる歌声はMoonの歌唱力の根幹を成すものでしょう。

 

凛音の"最年長感"が垣間見えるのもステージならでは。立ち姿に安定感がありMoonの精神的支柱を体現しているかのような頼もしくもあり美しい姿は必見です。(※10/29超!CUE!&A木曜日でも言及アリ)また、普段の可愛らしい声とは打って変わって大人っぽい歌声を持っています。個性のサラダボウルユニットMoonのボウルの役割を成す凛音の存在は大きいです。

 

モノクロの衣装を身に纏い、圧倒的な強さを見せたMoonの力強い歩みは留まるところを知らず「扉を超えた景色の先をいつまでも追いかける」のでしょう。

 

『Scene4.Birdのレッスン風景』


パフォーマンスで先走ってしまう悠希、
それを見かねて調和を促す千紗、
自分のせいだと自己嫌悪に陥るあいり、
楽しさを求め我が道を行く柚葉、

 

あまりにもBirdやんけ…
一番日常らしい日常が描かれていたのでリアルなBirdメンバーのやりとりにほっこりしちゃいましたね。特に柚葉の言動がカタカナっぽく聴こえるのが絶妙です(伝われ)

 

「つまんない!」じゃなくて「ツマンナイ!」って感じ。

あどけない個性が集まったBirdの日常は刺激とぶつかり合いの連続。

 

しかし、このぶつかり合いこそがBirdメンバーを成長させ、大空へ羽ばたくための、ユメにタッチするための原動力となる事でしょう。

 

『ドリ☆アピ/にこにこワクワク最高潮!』


イントロでハッとさせられ、グッと楽曲に惹き込まれるこの感覚は何度経験してもいいものです。

 

ぶつかり合いの連続とは言えども、なんだかんだで大好きな日常は忘れたことなどないし、もちろん嫌いになる事もない。みんなで精一杯羽ばたいて、輝いて、夢にアピールする姿はひたすらに可憐でエネルギーに満ち溢れていました。

 

仲間と切磋琢磨した日々を抱きしめ、
胸を張って大きく踏み込み、
止まらない鼓動を連れてゆく。

 

ポップさと儚さが融合したこの曲を「雨上がりの風景みたい」と言い表すのは言い得て妙でしょう。

 

「でも結局…
これが一番私たちらしいのかもね」

「雨降って地固まる」


これがBirdの強みであり、
"らしさ"でもあります。

 

雨上がりの風景を想起した一年前の発言は偶然か?

はたまた必然か?考えただけでもにこにこワクワクしちゃいますね。

 

『Scene5・Flowerの舞台裏』

「ふと夢から覚めたら…
みんなと出会う前の…
ひとりぼっちのあの頃に…
戻ってしまうような気がして」

 

どこか上の空で、不安を吐露する陽菜。
その様子を見てほのかが声をかけます。

 

「夢って不思議な言葉だね
私たち、信じる夢があったから…
ここまで来たわけだし」

 

この言葉で陽菜は前を向き、
誰も止められない思いが響きだします。

 

そんな響きはFlowerメンバーに、そして会場を震わせ、夢への憧れを胸に抱いた、力強い一歩を踏み出す原動力となったのです。一歩一歩が良いインフレーションを起こし、「届けたい気持ちを見つけるたびに、愛おしくなる」姿は僕らのハートを掴んで離しません。

 

『Knocking on My Dream/One More Step!』

Flower楽曲の歌詞は等身大で何かに挑む事を示唆させる言い回しが一つ一つ心の底に響いてきますよね。

 

ステッキ片手に歌唱する姿から魔法にかけられたような感覚に陥ります。一年前と比べてよりヒロイン感が増した、成長した陽菜の姿は観るもの全てを魅了し、視線を奪う、そんな魔法が発動していた気がします。

 

圧倒的センター感、""そこでなくてはいけない""この感じ、16人全員集合の時にもついつい目で追ってしまうあたりがこの一年間と言う年月を物語っていますね。

 

そこに負けじとエネルギッシュで艶やかなパフォーマンスを披露するほのか、抜群の歌唱力で長女としての安心感をユニットですら発揮する舞花、淡白な日常とは打って変わってアツい想いを胸に秘め、完璧なパフォーマンスを届ける志穂。

 

正統派ど真ん中ユニット感に拍車がかかり、冒険を彷彿とさせる頼もしい歌詞が板についてきました。

 

いつしか、会場のマネージャー達の笑顔、そしてご本人の笑顔と言う沢山の花達が満開を迎える、そんなワンシーンが印象に残っています。

 

『Scene6.Wind・Moonのライブ前日』


ライブ前日のリアルな心理描写から助走をつけて一気に曲へ繋げる感じがめちゃくちゃ爽快でしたね。ユニットの垣根を超えたやりとりはAiRBLUEとしての連帯感が感じられてとても好き。

 

キャラクターの想いを丁寧に紡ぎ、この世に解き放つ。2.5次元の最大の魅力であり、魔法のようなコミュニケーションに心が躍ります。

 

最初から一貫して「AiRBLUEである事」を大切にして来たステージ上には確かにCUE!ゲーム内の世界が構築されていました。お互いがお互いにリスペクトを忘れずに一つの作品を作り上げる様子は美しく、大きな輝きを放つのです。

 

『our song(AiRBLUE ver)』


直訳で「私たちの歌」となるこの曲は音源ではユニット毎でしたが、ライブでは16人全員集合。歌詞が表示されているのを見て「いつか合唱して僕らを含めて"永遠に続くみんなの歌"になる日が来ると良いな」との願いを込めながらパフォーマンスを眺めていました。

 

「どんなに時代が変わっても
永遠に響いてゆけ
ずっと…ずっと…」

 

良い歌詞です。16人が整列し高らかに宣言する姿は本当に永遠に響いていくんじゃないか?と言う可能性を感じさせる輝かしい姿でした。

 

時代が大きく変わった2020年、負けずに歌い続けたからこそ11月1日を迎えられたAiRBLUE。強さの証明のようなみんなの歌は"永遠に響くもの"となる事を願います。

 

『CUTE♡CUTE♡CUTE♡(AiRBLUE ver)』

 

「3!2!1!CUE!」
とか言う聞き慣れた掛け声で超!CUE!&A大好きオタクの僕は"勝利"を確信しました。

正直なところ「可愛いカップリング」ぐらいの認識だったのですが、ライブで鬼のように化けましたね。

 

やっぱり16人のパフォーマンスは迫力が違います。縦横無尽に動き回り目まぐるしく変化するフォーメーションは芸術作品とかそんなレベルです。

 

4×4の偶数を意識しつつ、幾何学的な美しさが2階席から観測できました。平方数なのがめちゃくちゃいい。見ていて気持ちいい。4×4でキャストが整列するのズルくないですか?あんなに可愛い正方形は初めて見たし人生で初めて正方形に萌えました。面積求めていい?

 

カレイドスコープ』


カレイドスコープは「夏の爽やかさ」をギュッと詰め込んだ楽曲かと思いきや、更新されたメインストーリーと共鳴するかのように、シビアな「儚さ」みたいな一面も感じられますよね。

 

夏祭りの夜、楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、蒸し暑さを肌で感じながら、一人になったちょっぴり寂しく儚い家路、みたいな夏の情景が浮かんできて心が透き通る気分です。

 

現実を直視する事で、マネージャーとして襟を正されました。16人の「彩り溢れる未来」を願いたいものです。カレイドスコープと言う曲名にもあるように、センターのメンバーが2人1組で移り変わり目まぐるしく色が変化する万華鏡のようなフォーメーションからは風雅な魅力とこだわりを感じます。

 

星の光のラグを比喩として使用し「10年後の君は」と語りかける麗しい表現をたおやかな仕草や歌声でパフォーマンスとして昇華させる、これだけ丁寧に紡いだ星座は消える事なく、光り輝き続ける事でしょう。

 

『私たちはまだその春を知らない』

 

「この初めての季節が一度しかない事を
そう後で思い知るだろう」
幸か不幸か現状と歌詞がシンクロしました。

 

当たり前のように訪れると思っていた2020年の春は残酷に過ぎ去り、僕らの日常はぶち壊されました。4月に知るはずだった"その春"を今ここで知れる事のありがたさを噛み締め、春の訪れに心が躍ります。

 

疾走感溢れるメロディからは遅れた春を取り戻すかのような力強さを感じます。花鳥風月、自然のしなやかさを余す事なく散りばめ、舞い散る花びらの美しさを添えた歌声は僕の心に"確かな春"を知らしめました。

 

『さよならレディーメイド』


個人的にCUE!の沼にズドンと落とされたのがこの曲なんです。もうすぐ一年が経過しようとしていますが2019年11月に開催された『Nice to meet you』のレディーメイドは衝撃でした。麗しいイントロと共に満点の星空が目に浮かびます。そこには16個の輝く星たちが存在しました。

 

あの世界観には圧倒されましたね。声優ユニット固定観念をぶっ壊す、それこそ「レディーメイドにさよならを告げる」超名曲だと思います。16人と言う前代未聞の人数量でありながらも4×4を主軸にしたフォーメーションダンスに更に磨きがかかっていました。

 

美しい夜空を連想させるブルーの幻想的な光の中には、一年前とは比べものにならないくらい光り輝く星たちの姿がありました。凛とした表情からは確かな"意志"を看取し、まさに圧巻のステージでしたね。

 

映画のワンシーンのように綺麗な情景が、丹念に紡がれてゆく様はまさに僕らの「知らない色のフレーズ」です。これからも固定観念に囚われず、求め、そして焦がれる。それを繰り返した先にどんな未来が待っているのか。非常に楽しみです。

 

『Forever Friends』


「1人じゃ生きてゆけない僕らは」
キャラクターと声優、どちらが欠けても完成しない世界を物語る秀逸なフレーズだと思います。

 

当たり前と言えば当たり前ですが今回の『Forever Friends』は間違いなくベストアクトです。一年前と比べて落ちサビのリーダーズの安定感が凄いことになっています。

 

暗転、からのスポットライトに照らされ、会場の視線を一手に引き受ける陽菜。

 

不安げだった表情はいつしか希望の花が満開になりました。

幸せな笑顔で永遠の友達との絆を確かめます。

 

小鳥のような軽快なステップで陽菜に歩み寄る悠希。グッと目を合わせお互いの意思疎通を図りながら「それぞれの道」と言う現実を語りかけるのです。

 

厳しい現実の後には心地の良い爽やかな風が吹きました。

スッと肩の力が抜けた柔和な微笑みからは美晴お姉さんの愛が伝わってきます。

 

そして最後に夜空を照らす満月の希望の光が訪れるのです。「思い出して笑っていて」利恵のまっすぐな願いが僕らの心を揺さぶりました。

 

お互いがお互いに向けた「始まりのメッセージ」が永遠のものとなり、彼女らの旅路を照らす道標となる事を願っています。