あたりまえだから、大丈夫。【DIALOGUE+PARTY2021~ぼくたちの現在地~イベントレポート】
ご挨拶
二度目の緊急事態宣言で衝撃を受けた方も多いでしょう。
また僕らからイベントを、エンタメを、生きる糧を奪うのかと。
Twitterを眺めていると「大変申し訳ございません」と言う悲痛な叫びが各所から聞こえてきて、もうダメか…と思った矢先にこんなメールが届きます。
「不要」ではない楽しみごとを選択してくれたお客様を私たちは最大限の喜びをもって歓迎いたします。
僕らの楽しみは、エンタメに対する希望は「不要では無い」と胸を張って宣言してくださったプロデューサーさんが、細心の注意を払って開催してくださったライブに、こちらこそ、この場をお借りして心の底から感謝致します。
普段は楽曲ごとに擦っていましたが、今回は全体を通して要所要所でトピックとして厳選し、感じたことを書ければなと思います。
初期の二曲で感じたDIALOGUE+の底力
『はじめてのかくめい!』は初期からずーっと披露してきたDIALOGUE+のメインウェポンと呼べる楽曲です。何度も何度もポジティブさと頼もしさに感嘆してきたのですが…
要所要所でメンバー同士が目を合わせてニコニコ微笑んでいる姿が本当に好きで、余裕、いや、""超余裕""が感じられるし、さらに磨きがかかったな〜!と思います。
その、今までも「楽曲に負けている」だとか「歌詞に負けている」みたいな事は感じたことはもちろん無くて、そこに辿り着こうとする「必死さやひたむきさ」に「いいねぇ」と思ってきたんですが…
今回は「実力が楽曲に追いついてきた」とでも言い表しましょうか?
ひたすらに楽しそうで幸福感に溢れたステージは圧巻でしたね。
「軽く絶好調じゃん」
本当にその通りです。「一発目から彼女らの現在地はここまで来たか!」と笑顔がこぼれ落ちてしまいました。
そして『ダイアローグ+インビテーション』も必見です。
けやき広場で僕はこう呟いています。
「ダイアローグ+インビテーション!」
— かわぱん (@kingpan_fkt925) August 31, 2019
この曲はほんとすごい。
メロディーラインの緩急のつけ方が心地よくて自己紹介ソングとして百点満点。
後めちゃ驚いたのはダンスの激しさよね。
全身をこれでもか!と使ってフレキシブルさ全開の冒頭からノンストップでブッ飛ばしてくるの最高に気持ちいい。
「ダンスめっちゃ激しいじゃん!」
と驚いたのが鮮明に思い出されます。
や、今日の配信or現地でのパフォーマンス観た???
すっっっっごい笑顔なの、
あの夏の苦しそうな表情が全く無いの、
キラッキラの笑顔で自己紹介してるの。
こんなのアリ???
インビテーションとか言う暴れ馬を難なく乗りこなし、はじめのかくめい!を胸張って巻き起こすDIALOGUE+の底力には驚きと感動が隠せません。
オンラインからリアルへ
「ぼくたちのかくめい!オンライン!」
を観た後の、現地参戦したいなぁ…生で観てみたいなぁ…と言う願いがやーっと叶いましたね。
僕自身もよく聞いたワードだけど、
「最高を更新する」
ってやつは、金輪際現れないと思ってたわけですよ。
いい意味で裏切られちゃいましたね。
新曲発表公演の時にも「大冒険の出力上がりすぎだろ」とツッコミを入れたくなるレベルだったのですが…今回はそれを軽く超えてきました。
インビもそうだけど「超アップテンポの安定感」は今回のライブの見所です。
「配信だから補正されてるんじゃないの?」
そう思ったそこのあなた!
安心してください…
現地と大差なさすぎてビビる!
コロナ禍で唯一良いと思った点、利点だと感じた「配信があるから現地で観た後に即復習ができる」をフル活用。こんな贅沢今までなかったからね。
今までなら「楽しかった〜!」ってオタクと飲み会をして、感想をふわっと共有しあった後に夜行バスで感想をTwitterに投げまくる!が恒例だったわけですよ。
しかしながら今回は違います。いいライブすぎて即座にアーカイブ観ました。なんなら"その日のうちに"アーカイブを眺めながらブログ書いてます。なにこれ奇跡?
結構文章書くのが好きなタイプのオタクなので、その対象を眺めながら当日のうちにブログを書けるのが幸せすぎる!!!そりゃもう持てる語彙力を振り絞って書くしかないじゃないの!!!
話が逸れましたね。
何はともあれ配信と現地の大差が無さすぎるわけです。そりゃ音圧とかの差はもちろんあります。しかし、歌声のブレだったり、一生懸命さなどと言った"ライブ感"は大切にされているし、なにより彼女らのクオリティが高いので、割とそのまんまなんですよ。
曲ごとの感想は何度か書いているので、要点のみを書いていくと、
まずは大冒険の「好奇心に満ち溢れた冒険者感」ですよね。
以前は正直なところちょーっとだけしんどそうな感じがしました(それはそれでよかったんですけども)
ですが!今回は違います!「ジェッ飛ばしちゃう」の高らかな宣言の通り、徹頭徹尾フルスロットなパフォーマンスが良すぎました。熱量2倍刺激も2倍な心地の良い正比例が僕の心のx軸とy軸を揺さぶり、傾きを求めたくなっちゃうレベルです(?)
だから、完璧と致す日も近いですね。豊かな表情を惜しげもなく見せつけ「楽しい」を全面に押し出す宮原颯希さんがひたすら輝いてました。
その他DREAMY-LOGUE楽曲も十人十色の輝きを放ち、DIALOGUE+はあれも!これも!こんなことも!できるんだぞ!と言う姿を披露していました。
メンバーが魅せるライブ感溢れる"キめ"だったり"冴え"も際立っていましたね。
・『パジャマdeパーティー』より、
緒方佑奈さんの「スタート!」だったり、
・『大冒険をよろしく』より、
飯塚麻結さんの挑戦的な表情だったり、
色々とあるんですが、グッとくるアドリブ、
飛び道具を用意してきたこの感じたまらなく好きです。
そして『ぼくらは素敵だ』はDREAMY-LOGUEの中でも『好きだよ、好き。』と並んで、DIALOGUE+と言うユニットの決意だったり想いを語る楽曲だと思います。
制服衣装での披露は初ですね。
メンバーカラーでDIALOGUE+と書かれたあの衣装で、あの歌詞は、流石にグッとくるものがあります。桜や未来など、卒業式を彷彿とさせる歌詞と制服衣装が非常によくマッチしていて流石にウルっときました。
『曖昧な光を確かなものに』
幸せに包まれるイントロと共に甘酸っぱい謎解きが始まります。
パッと花が咲くような傘の使い方がめちゃくちゃ可愛いですよね。謎解きはキスのあとでに傘を取り入れたのほんと天才だと思います。傘の中と言うプライベートゾーンって絶妙なドキドキがあると思います。そんなドキドキを利用してバックのライトで照らされた2人の影は反則です。ガチでキュンとしちゃった。
これは"迷宮入り確定のロマンス"ですわ…
やかんモーターこと鷹村彩花さんのブッ込みもテンション上がりましたね。「稗田さん歌うめぇ〜」ってうっとしてたら、急にこぶしをきかせてくるもんだからめちゃくちゃ驚きました。キリッとした表情と流し目から『走れ』という楽曲の世界観とのシンクロを感じ、憑依型の彼女ならではの表現がとてもパワフルで、魅力的なステージでした。
『I my me mind』正直ぶっちぎりで好き。
飛び道具を使いたがりというか、虎視眈々とその時を待ち、一番気持ちいいところで投げてくる2人のセンターボーカルとかワクワクしないわけがないんですよね。
これはオタクの妄想と深読みだけど、このお二人は日頃からよく見えているなと感じる事が多いです。ふわっとリーダー(的な)立ち位置にいる飯塚さんはきめ細やかな気遣いがBOXなどからも感じられます。緒方さんも常に落ち着いた様子で、優しげな微笑みを浮かべる母のような安心感があります。
そんな2人だからこそ、色々と見えているからこそ、「ここだ」と言うタイミングで絶妙なパフォーマンスを持ってくるんですよね。このお二人の飛び道具の的確さ、ライブにおけるライブ感の創り方は「職人」とかそんな感じの表現がぴったり。
緒方さんとかズルいですからね。
母のような微笑みを浮かべながらダンスはキレッキレ、しかもたまに見せる、いや魅せるニヤッとした表情が「それだよそれ!!!」とテンションを上げてきます。これが血筋か(ちがう)
飯塚さん、いや、飯塚先生って呼んでいい?
挑戦的な煽りの表情させたら日本一でしょ。「おいこらもっと盛り上がれいくぞお前ら」と言うオーラを全身から放っていたので、そろそろ髪が金髪になって逆立つかもしれません。野菜作ってるのも伏線なんでしょうか。
最後はテンションが宇宙旅行に出ました(?)
舌足らずな村上さんの歌声、めちゃくちゃかわいい。スッと入ってくる守屋さんの声、マジでずっと聴いてたい。
『そして、ぼくたちの現在地へ』
2019年6月24日からの旅路を振り返り、
時系列が今に追いつきます。
とてもえらそうな表現になってしまって、
大変恐縮なのですが「本当によくここまで来たなぁ」と思います。
振り返ってみると、やはり、去年の4月からのご時世という壁はあまりにも大きい。
そんな中でも、歩みを止めず、常に僕らを楽しませてきたDIALOGUE+チームは心の底から「推しててよかった」と思わせてくれるユニットです。あの時の「ほら僕らに着いてこようぜ」の言葉を信じてよかった。
その時その時の全力を真摯に、素直にぶつけて来てくれるので、ファンとしても応えたくなりますよね。
「歩みを止めない」という点では、今回の現地開催も象徴的な出来事でしょう。再びご時世と言う壁が迫ってきた2021年1月。
エンタメ業界の歯車が冬の寒さによって凍りつき、DIALOGUE+も例外では無く万事休すか…?と思った矢先に、
「また笑って会えることだって、
君の目を見て歌うことだって、
楽しんで生きていくことだって、
当たり前だからの大丈夫」
これを現地で語りかけてくれて、
とーっても心を揺さぶられました。
昨年の願いは現実になり、こうして「あたりまえ」に歓喜する日が訪れているのは大変喜ばしい事です。あやふやな未来を信じ、語り続けてきたお話は、現在地を認識し、新たな未来への一歩を踏み出しました。
「現在地のピン」は「アスタリスク」かもしれないけれど、決して「ピリオド」ではありません。お話はまだまだ続きます。
彼女らについていけば、
きっと楽しいことばかりなのでしょう。
そんな風に思わせてくれる、
非常に素敵なライブでした。
明るい未来を信じて、
僕らは彼女らをこうやって鼓舞しましょう。
「頑張れ、頑張れ、君たちの時代だ」と。